「よもぎの栽培が日本で禁止されている」という情報は誤解です。
よもぎ栽培は禁止されていないけれども注意が必要!な植物です。育ちすぎや虫の対策とともに庭でのよもぎの育て方を詳しく解説します
実際にはよもぎの栽培は許可されていますが、その急速な繁殖や害虫の問題など、一部の困難が存在するため、まるで「禁止されているかのように」感じることがあります。
よもぎは庭での栽培が可能ですが、その際の欠点には注意が必要です。
この記事では、よもぎ栽培に関する誤解と、栽培時の注意点や家庭での育て方について詳しく解説します。
「よもぎ栽培禁止」という表現が広まった要因
誤解を招くかもしれない「よもぎ栽培禁止」という表現が広まった背景にはいくつかの要因があります。
まず、特定のよもぎ製品が市場から撤退したことが起こりました。このことは、製品に関するもので、実際には栽培には影響しませんが、一時的に「よもぎ=禁止」という誤解がSNS上で広まりました。
次に、よもぎは自然界で広く見られ、特に野山や公共の場所で簡単に見つかるため、乱獲が問題とされています。私有地での無断採取は法律違反にあたり、また公共の場所でも、よもぎに見える他の植物との誤認や除草剤の使用のリスクがあります。
最後に、よもぎの栽培には注意が必要です。強い繁殖力を持ち、過剰に広がる可能性、アブラムシの大発生、花粉症の原因となることがあるため、これらの点を踏まえた上で植える必要があります。これらの理由から、栽培に関して一部で「禁止」という認識が持たれることがあるようです。
庭でのよもぎ栽培に関する噂は多いですが、主な懸念点は「繁殖力の強さ」「アブラムシの多発」「花粉症の誘発」の3点です。これらの問題に対処するための方法を詳しく見ていきます。
ヨモギ栽培の注意点
繁殖力が強い
よもぎは地下茎を伸ばして広がるため、他の植物を侵害することがあります。対策として、広いスペースでの栽培、定期的な根の削減、プランターや水耕栽培での管理が有効です。特に地下茎が他の場所へ広がらないように、定期的に削減することが重要です。
アブラムシの発生
アブラムシは年中活動的で、特に新芽が好きです。これを防ぐためには、木酢液やその他の自然由来の忌避剤の使用、テントウムシなどの天敵の導入、光を反射する素材の使用が有効です。また、新芽の成長時には特に注意深く観察し、発見次第速やかに除去することが望ましいです。
花粉症
よもぎは花粉の一因となることがあるため、花が種を落とす前に摘むことで花粉の飛散を防ぐことができます。庭の一角をよもぎ専用にして、花の成長をコントロールするのも良い方法です。
これらの対策を適切に実行することで、よもぎの栽培が庭で問題を起こすことなく、健康に育てることが可能です。
花粉症の主な原因の一つに、秋に多く見られる「ブタクサ」がありますが、ヨモギも同じキク科に属し、同様に草本花粉の一部です。
ヨモギの花粉は、特に8月から10月にかけて飛散し、その小さな粒子は気道を通じて呼吸困難や喘息を引き起こすことがあります。
特に秋に花粉症の症状を感じ、メロン、スイカ、セロリ、人参を食べると口や喉に不快感を感じる方は、ヨモギの花粉アレルギーが関与している可能性があるため、ヨモギの栽培を避けることが推奨されます。
よもぎの育て方とメリット
栽培が禁止されているわけではなく、よもぎの育て方とそのメリットについてご紹介します。
土とプランターでの栽培
よもぎを育てるには、適切な土、種、または苗を準備し、日当たりと風通しが良く、水はけの良い土地を選びます。これらの条件下であれば、土質を問わずによく成長します。
必要な材料
– 種または苗(通販やホームセンターで入手可能)
– 3〜5号鉢またはプランター
– 水はけの良い土(例:赤玉土7:腐葉土3の比率、または庭土に腐葉土を混ぜる)
植え付けと水やり
種をまく場合は、土にまんべんなく撒き、苗を植える場合は土の1/3を入れてから苗を置き、残りの土を加えます。発芽するまでは土が乾かないように水やりをし、芽が出たら土の表面が乾いたらたっぷりと水を与えます。
肥料
よもぎは肥料がなくても成長しますが、1〜2ヶ月に1回の液体肥料を与えると良い成長が期待できます。
収穫と増やし方
3月に新芽を収穫し、初夏の6月〜7月には葉を収穫します。秋には花後に種が形成され、これを採取して翌春に蒔くことで増やせます。
植え替え
プランターや鉢の根詰まりを防ぐため、1〜2年に1回の植え替えが必要です。
水耕栽培
室内で気軽に、虫の心配も少なくよもぎを育てることが可能です。スポンジを使った方法や、容器直接種を蒔く方法があります。水は定期的に追加し、汚れたら交換してください。
よもぎ栽培の魅力には多くのメリットがあります。
よもぎ栽培の魅力には多くのメリットがあります。
まず、強健で土質を選ばない性質があり、栽培が初めての方にも手軽に始められます。自宅で育てることで、新鮮なよもぎを適切なタイミングで収穫でき、栄養満点の食材を楽しむことができます。
よもぎは免疫力向上や美肌効果などの健康メリットが期待されるため、日常の食事に取り入れることで健康をサポートします。料理では、よもぎ餅、おひたし、天ぷら、おかゆとしてはもちろん、パスタやハーブ料理としても使用可能で、料理の幅が広がります。
さらに、よもぎ葉を干してから炒ることで作るよもぎ茶には、解毒作用があり、冷え性や生理痛の改善効果があると言われています。

よもぎは古来より万能薬として用いられ、その栽培には「繁殖力が強い」「アブラムシの大量発生」「花粉症の原因になる」といった注意点がありますが、適切な管理でこれらを回避することが可能です。水耕栽培やプランター栽培もオプションとして考えられます。

このように、よもぎ栽培には様々な利点があり、禁止されているわけではなく、適切な注意と管理で安全に楽しむことができます。キッチンやベランダでの栽培も可能なので、自宅で簡単に始めることができます。栽培を通じて、日常に健康と多様性をもたらしましょう。

