カラフルな赤や黄色、オレンジ色の花を咲かせるノウゼンカズラは、見る人を楽しませます。
特に、夏の強い日差しの下で美しいラッパ形の花が咲く様子は、その特徴の一つです。
しかし、この植物を庭に植えるべきではないとされることもあります。なぜでしょうか。
ノウゼンカズラとは?
ノウゼンカズラ(学名:Campsis)は、キョウチクトウ科に属するつる性の植物で、その鮮やかな花が特徴的です。
一般的に「トランペットクリーパー」とも呼ばれ、その名の通りラッパ形の花を夏から秋にかけて咲かせます。花の色は主にオレンジや赤で、非常に目を引く美しさがあります。
ノウゼンカズラは北アメリカが原産で、非常に成長が旺盛であるため、支柱やトレリスに誘引して育てることが一般的です。強い日光を好む植物で、しっかりとした日当たりと水はけの良い土壌を好みます。
ただし、強い繁殖力と成長速度を持っているため、管理が行き届かないと周囲の植物を覆い尽くすほど広がってしまうことがあります。そのため、植える場所を選ぶ際には注意が必要です。
さらに、毒性を持つなど、育てる際のデメリットも多く存在します。
この記事では、ノウゼンカズラを庭に植えるべきでない理由について、詳しく説明していきます。
ノウゼンカズラを植える場所を選ぶ際には注意が必要
ノウゼンカズラは、その華やかな花が庭を彩りますが、植える際にはいくつかの注意が必要です。
ノウゼンカズラの成長力は非常に強く、庭や建物の隅々まで広がる傾向があります。これにより、他の植物への光の遮断や、構造物への影響が懸念されます。
特に、そのツルは他の木や建物に絡みつき、光を遮ることで植物の健康を害したり、建物にダメージを与えることがあります。また、その根は外壁に付着しやすく、塗装の剥がれや穴の原因となることもあります。
さらに、地下茎から予期せぬ場所に新しい芽が出ることがあり、駆除が非常に困難です。これにより、庭の管理が継続的に必要となります。
ノウゼンカズラは豆状の実を付け、その種からも新しい芽が生じやすいため、一度植えると庭全体がその植物で覆われる可能性があります。
古い迷信によると、毒性があるともされていますが、現代の研究ではそのような事実はほとんど確認されていません。しかし、日本の一部では、ツル植物が不吉な象徴とされることもあります。
このような特性を考慮し、ノウゼンカズラを庭に植える場合は、十分な管理と注意が必要とされています。
ノウゼンカズラの栽培にはいくつか心配事があるかもしれませんが、その鮮やかな花々は夏の庭を美しく彩ります。
適切な管理を心がければ、その美しさを楽しむことができます。以下の栽培のポイントを参考にしてください。
鉢植えでの栽培をお勧めします
ノウゼンカズラの旺盛な成長を考慮すると、鉢植えが理想的です。これにより、植物の成長をコントロールしやすく、必要な場合に簡単に移動や撤去が可能です。
定期的な剪定が重要です
伸びすぎる前に剪定を行いましょう。特に、冬から春にかけての強剪定が効果的です。早春に剪定すると花が少なくなる可能性があるので、落葉後が剪定に適した時期です。太い枝を剪定した後は、切り口に保護剤を塗ることで枯れを防げます。
直接触れないようにしましょう
有毒植物であるノウゼンカズラに触る際は、ガーデニング手袋の使用が必要です。素手で触った後は、特に目をこするのを避けましょう。
安全な場所で育てる
小さな子供やペットがいる家庭では、ノウゼンカズラを手の届かない安全な場所で育てることをお勧めします。
狭い庭での栽培方法
広くない庭でノウゼンカズラを育てる場合は、ポール仕立てが適しています。目指す高さまで蔓を伸ばし、それ以上伸びないように定期的に剪定しましょう。これにより、花のつきが良くなり、見た目も整います。
また、花の美しさを保つためには、日当たりの良い場所での栽培が大切です。日陰では花の成長が悪くなるため、光をしっかりと受けられる場所を選びましょう。
ノウゼンカズラについてのまとめ
ノウゼンカズラは、病気や害虫に強い部分が魅力です。また、縁起が悪いとの迷信や毒性の心配も少ないため、比較的育てやすい花木と言えるでしょう。
ただ、その生命力の強さから、定期的な剪定が欠かせません。手入れに手間を感じる方には、少し向いていないかもしれません。
色とりどりの花を咲かせる品種が多く、中でも赤色が鮮やかなマダム・ガレンや、黄色い花を咲かせるアメリカノウゼンカズラなど、選ぶ楽しみもあります。
お庭やバルコニーに彩りを加えたい方は、ぜひ自分の好みに合ったノウゼンカズラの品種を選んで育ててみてください。

